葉っぱ生活

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森の営み

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かつらの木。
まだ小ぶりで薄い色の若い葉っぱが光をあびて気持ちよさそうでした。

このかつらの木、秋になるとピンク色のような赤い紅葉をしますが、
キャラメルのような香りがするんだそうです。
街中でも見かけるのこの木の効用は見たことがありましたが、
香りまで気がづいたことはなかったです。
今年の秋が楽しみです♪

先日、青木が原樹海へ行くというあるツアーに参加してきました。
(かつらの木はその樹海を抜けたところにある森にありました)


樹海・・・

というと、ちょっと怖いイメージがついて回ると思いますが、

行ってみるととてもきれいな緑の森でした。


木は本来幹を支えるために地面にまっすぐ下にどっしりとした根をはり、
横に伸びる根で水分や栄養を吸い上げるのだそうですが、

ここ、樹海は、溶岩が土の代わりになっているため、
下に根を張ることができず、木々は横に長くたくさんの根をはって
その体を支えているのだそうです。


そのため、あまりのっぽになると支えきれなくなってしまうため、
ある高さまでしか伸びることができないのだそうです。

だからその森は木の高さがそろっていて、それを上から見下ろしたときに
海のようだということから「樹海」と名づけられたのだそうです。

青木が原というのは一面緑の様子からあお(みどりの意味)という文字をつけて
名づけられたのだとか。


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上も下も緑・緑・緑。一面緑のとても気持ちのいいきれいな空間でした。

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年齢を重ねた木の一部にはきのこがつき、
きのこに養分を吸いとられると中がスカスカになりそこから折れます。

折れることで光が地面に差し込むようになり、
次の世代が育っていくことができるそうです。

そして折れた木は微生物や森の養分になり、豊かな森が保たれます。


森の自然な営みなのですね。



樹海を抜けるとそこもまた森なのですが、地面が土に変わるため植物が変わります。

そこには樹齢400年のぶなの巨木がありました。



森の主のようなその姿はどっしりとしてとても安定感のあるきれいな姿でした。

数年に一度、このぶなの木がほとんど実をつけなくなるときがあるそうです。
するとその年は、他のどんぐりなど実をつける気もいっせいに不作になるのだそうです。
そして決まってその翌年は豊作になるのだそうです。

これ、ガイドさんの話によると、

豊作続きでリスや熊など、その実を食べる動物が増えすぎることを防ぐため
木々が申し合わせてあるときいっせいに不作の年を作るのだそうです。
これは、樹齢に関係なくすべての木がいっせいにそうなるのだそう。
森の連合会があるのだと、ガイドさんは言っていました。

ふしぎですよね。
どうやって申し合わせるのでしょうか?


そして、その不作の年にはリスが減り、熊が町へ出て行きヒトと遭遇する騒ぎが起こるそうです。
昨年秋から今年の春にかけてそのような状態だったらしく、
今年の秋は逆に豊作だから、熊が町に出ていくというニュースを聞くことはないはずだよとのこと。

そんなニュースを聞くとすぐ、温暖化や森林伐採の影響かとおもってしまいますが、
すべてがそうではないのですね。
きちんと森は森をはぐくんでいるのですね。

こうしたことを学ぶ機会をもっと小さな子供のころにもっておきたかったなとおもいました。
でも、今回こんな機会を得ることができ、
少しだけ、森に近づけた気がしました。



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【ミニ知識】
むささびの贅沢食い→
むささびは葉っぱを半分に折って真ん中だけかじるそうです。
サンドイッチの真ん中だけ食べて耳を残すみたいな感じですね~。

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by plants_plants | 2011-06-21 18:43 | *葉っぱ(ときどき花)