光に透ける葉の裏側からみえる景色が好きです。
葉が重なり合ってその緑に濃淡がつき、一枚の抽象画のよう。
どこか別の空間へ通じる扉のよう、なぜか小さい頃からそんな気がしてなりませんでした。
また、あるとき気づいたのですが、人間の手もまた葉の形なのですよね。
閉じても開いても。
そんなことを思うと、なんだか嬉しくなり、
木々に習って空に向かって手を伸ばしてみたくなります。
作意や主張のないありのままの姿が美しい自然。
「自然な~」などと使われるとき「自然」はたいてい良い意味に使われますが、
空や海や山、木々といったものをさす名詞である「自然」を
こうした形容詞に使ったのは、それこそ自然な流れだったのだろうな
と思ったりもします。英語でもnatureとnaturalですし。
自然を美しいと思う感覚は人類に共通の認識なのですね。
(英語と日本語だけでそういうのはちょっとなんですが。。。)
余談ですが、
物事、なるようにしかならないし、なるようになる。
なるようになって今があるのだから。
なんてことを改めて思った今日この頃。
自然はそんなこともまた教えてくれました。